我思フ -AB型的思考回路-

I think, therefore, I am.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

資源(政治的)武器化

ロシアが、ベラルーシ経由でのヨーロッパ向け石油送油を停止した。

以前の記事(これこれ)でサハリン2や、ウクライナとの
ガス紛争で欧州向け天然ガスを一時停止したのに続き、今回の件。

事の起こりはつまるところ、

・ロシアの資源価格引上げ圧力に対し、
 ベラルーシが関税強化で対抗
        ↓
・今年元旦より、ロシアがベラルーシへの天然ガス価格を
 (なんと!!)2倍以上に引き上げる
        ↓
・ベラルーシが報復として(自国内パイプラインを通じての)
 欧州向けの送油を停止
        ↓
・ロシアも報復としてベラルーシへの送油停止

もちろん巻き込まれるのはベラルーシだけでなく、石油輸入の
大半をロシア産に頼る、ポーランド、ドイツ、チェコ、スロバキア、
ハンガリーなどへの供給も止まることになる。

昨年のウクライナへの天然ガス停止に続き、
資源を政治外交上の(無論莫大な輸出益獲得も)武器として用いる
ロシアに対して欧州各国は翻弄され、危機感を強め、
彼の地の緊張感は高まるばかり。

当のロシアは、「ベラルーシが石油関税を撤廃しない限り
交渉に応じるつもりはない。あらゆる報復措置をとる。」
とあくまで強気の姿勢を崩さない。

各メディアは一連の動きを、"エネルギー紛争"と捉え、

「"資源供給者"としての国際的信用失墜を承知の上で、
 パイプラインの支配権を手中に収める戦略」

「自国の利益ばかりを追求するロシアの強硬な資源戦略、
 周辺国のロシア離れを加速。」

「ロシアへの資源依存の危険性を改めて痛感した各国、
 代替輸入ルート確保を模索。」

(グルジアはベラルーシに呼応し、ロシアによる天然ガス
 大幅値上げを拒否。アゼルバイジャンからの輸入に切替え。)

などと(ロシアを非難する形で)報道している。


現在のところ欧州各国はロシアの資源に頼らざるを得ず、
ロシアに真っ向から対抗できない現実があるものの、
このままロシアが自国の益のみを追及する姿勢をとり続ければ、
本当の紛争、最悪は戦争にすら発展する可能性もある。

例え国力はますます強大になろうとも、国際的信用は低下する一方。
かつての"危険な国"へ逆行してるようで、不安でしょうがない。


以前の記事で僕は、

「ロシアが経済的に発展するのは良い。
 それで市民も幸せになるなら良い。

 ただ、他国の権利や利益を(他国の幸せを)奪って得るものなら
 それは考えて欲しい。

 と、冷戦時代の2大大国と呼ばれた当時の栄光をひきずり、
 ロシアがNo.1だと考える傾向はまずい。

 それを持ったまま資本主義社会でも頂点を目指せば、
 ただの"第2のアメリカ"になるんじゃなかろうか・・・。
 お金が全ての社会に・・・。」

と書いたけども、遠かれ近かれ、そういった方向に事態が
進んでるようで、僕は恐ろしい。


ところでそのころ日本はというと。

中国が国営企業で世界中で(その国の思想や立場に構わず)資源を
買い漁って将来優位を確保していってる間、日本は資源確保は
民間任せ。(サハリン2も商社が中心)

その上アメリカが敵視する国との取引は遠慮し、
資源の利権を失うばかり。

この国の将来もどうなることか・・・。
アグレッシブで先見の明ある指導者が欲しいものです。


今日本屋で、「1ドル=600円時代の到来」を予言する記事を見た。
ほんっと予言のままで終わって欲しいけど。。

(稼いだお金は外貨に回しとこかな・・・。)

/ブログランキングに一票/
スポンサーサイト
  1. 2007/01/10(水) 23:15:06|
  2. ニュースニ思フ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

コメント

「モノは分け合えば足りるのに・・・と悲しくなる」うんうん、まったくその通り。
ところがこれ、人間誰しも我が身、我が家族、我が国がカワイイから、一筋縄にはいかんのよなぁ。いかんせん・・・。

(日本から)ODA受けてる国に、「お金をばらまくだけじゃあだめだ」って言われてたね。恥ずかしい。
(タンザニア大統領です)
  1. 2007/01/29(月) 22:19:45 |
  2. URL |
  3. yoshi #-
  4. [ 編集]

りょう>
やーどーも。ロシア人の友達曰く、前に書いたナーシにしても、ごく一部の人がやってることで、怪訝な目でみてるってのが大半の人のようで。まあ政府の強気な姿勢は、経済が上向いて生活の質が上がってる以上、国民はプーチン支持が多いんだろうね。
デカルトは読んだことがありませぬ。。

政治に対する関心は日本よりは上だと思うけどね。
ついでに、特に東部のロシア人は日本人にすごく近い感覚もってるよ。義理人情的な。
  1. 2007/01/29(月) 22:17:01 |
  2. URL |
  3. yoshi #-
  4. [ 編集]

略奪の20世紀を終えて21世紀を向かえ、
エコの時代だといっているのに、
やっていることといえば資源をめぐる争いに次ぐ争い。

モノは分け合えば足りるのに・・・と悲しくなりますね。

ロシアの経済発展は喜ばしいことですが、
やはり尊敬される国にならなければ長期的な安定はないでしょう。

ま、耳の痛い言葉ですが。w
  1. 2007/01/18(木) 01:03:39 |
  2. URL |
  3. こーき #-
  4. [ 編集]

ロシア人

ロシアにまつわるあんまり良くない噂をよく聞くけど、
ほんとのところどこまでの人の意図するところなのだろうね?
昔から政府の腐敗がすすんでる国の一つとしてよく聞くけど、
国民はどう思ってるんだろう?
モスクワの経済成長率は6%。日本人みたいにあんまり政治に関心ないのかね?

ところでデカルト好き?
  1. 2007/01/11(木) 21:38:20 |
  2. URL |
  3. りょう #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://snufkin78.blog77.fc2.com/tb.php/40-9f47c8b0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。