我思フ -AB型的思考回路-

I think, therefore, I am.

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

とんがった人 後編

一昨日紹介した、ロボットクリエイターの高橋智隆さん。
自身がお一人で運営するROBO GARAGEのオフィスは、京都大学内にあります。
大学が支援する学内ベンチャー起業の第一号となったらしい。

製作現場は、なんと実家二階の自室。
今でも、カセットコンロや掃除機などを駆使して造形するそう。
在学中の夏休みを利用して初めて自主制作したロボット、
ガンダムのザクを改造した歩行ロボットを作ったのもこの部屋。

そしてこのザクは特許まで取り、
ラジコンメーカーの京商で製品化もされた。


高橋さんがこだわるのは、大手企業や大学が開発している
家事お助けや介護支援など、労働力や実用性を求めたものではなく、
しなやかで自然な動き、そして個々にキャラクターを持った
癒される、愛すべきロボット。そう、方向性が違う。

先日の記事で写真も出した"クロイノ"は、歩行動作の自然さに拘って製作された。
TVで紹介されるような大企業が製作するロボットの多くが、
安定性のために膝を極端に曲げて歩き、ギクシャクした動きをするのに対して、
クロイノはごく自然に足を伸ばしたまま歩を出し進む。
しゃがむ、体をひねる。

僕が見たNHKの番組中でクイズにもなったんだけど、
高橋さんの独自の理論がこの自然な動きを実現した。

それは、「ムダが必要」という考え。

きちんと解釈すると、「一見ムダに思える事の必要性」と言おうか。
あれこれ書く気はないけれど、いい言葉だと思いませんか?
遊び心に繋がる考え方。

どーでもいいけど今でも思い出します。
働いてたJasperのホテルで、同僚の男どもが昼休み明け、
揃ってカウボーイハットと大門サングラスを身につけ、
中庭をせっせと掃除してた姿。

ちょび髭を生やした謎のホッケー選手の写真を大量にコピーし、
仕事を終えた客室にことごとくそれをを残していったバスチャンの行動。
(後に部屋をチェックする俺を狙った、ピンポイント攻撃)

あいつらほんっとにムダが多かった…。でも面白かったなぁ。。
あんまり関係ないけどさ。


話を戻しまして。
不自然に膝を曲げずにロボットを安定して歩ませるためには、
実は一番大事なのは上半身、特に腰の動きだったそうです。
腰を振りと手の動きで重心を調整しながら足を動かすことで、
この自然な歩みを実現したらしい。

そして、高橋さんのスタイルで面白いのがもう2つ。

・図面は描かない
・1+1=2、1×10=10にはならない
(2つ目は勝手に名づけました。)

図面を描かないのは、
「図面は情報の共有や、設計者の意図を製作者に伝えるため。」
「一人で作るんだから必要ない。」
「頭の中に描けていればいい。(作る過程での変化もある)」

従業員を雇ったり、企業の一員にならなかったのは、
「2人集まって出せる成果はせいぜい1.6人分。
チームで製作したのでは、個々の個性は押し消され平均的になり、
とんがったロボットは作れない」から。

まあ、たった一人で製作し、各国のコンテストを総なめにする
この人だから言える言葉ではあるんだけど。

もちろん、総合的な技術力や製作期間の短縮、資金力など、
チームでしか成し得ないものがあることは、
高橋さん自身分かっているんだろうけど。

それでも、こういうとんがった日本人が世に出て、
恐れず公でこういうことを口にする。
ちょっと感銘を受けてしまうなあ。
応援したくなる。


しかしこの人、見た目はめっちゃ怪しいけどね!
頬くぼみ過ぎです。

/ブログランキングに清き一票/

----------------------------------------------------
相変わらず長くなっちゃったけど、
また面白い人を見つけたら紹介していきます。

※高橋さんを知るのにお勧めなページはこちら
スポンサーサイト
  1. 2006/10/06(金) 14:05:53|
  2. 気になる人
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://snufkin78.blog77.fc2.com/tb.php/4-775157fc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。